台風19号に伴う避難

10月12日の台風19号の接近に伴い、事前情報から事業所は厳戒態勢をとっておりました。

当日の朝は静かでしたが、昼に近づくにつれて風雨が強くなってきていました。目の前を流れる

高柳川の水位などをチェックしながらTV、宮城県の河川情報、杜の都防災web、特務機関nerv、

yahooのアメダス、仙台管区気象台の 情報を確認し、逃げるのであれば職員の多い明るい内と

決めました。

15時過ぎの情報で19時以降極端に雨量が 増えることをTVとyahooのアメダスで確認したため、

青葉区上杉にある本部(2階建て)に避難することを決定しました。

本部に待機していた相談役に避難することを連絡後、なんてん上杉の管理者より車両と運転手の

応援の連絡があり(予てより非常時に備え、社内で取り決めをしていました)、ユニットごとに荷物を

積みながら2回に分けて避難を行いました。

今回は時間に余裕が あったため、職員の車両に利用者を乗せて一気に運ぶことは行いませんでした。

持ち出した物品は、毛布25枚、水72リットル、米10kg、カセットコンロ3つ、

ガスボンベ6本、懐中電灯、乾電池、ろうそく、ごみ袋、使い捨て手袋、トイレットペーパー、

ペーパータオル、非常食(おかず)全てなべ、やかん、器類、コップ等、はし、使い捨てスプーン、

薬、利用者情報。建物が流されることは想定して いなかったので全ては持ち出しませんでした。

本部では包丁、まな板、調味料、寝具、台拭きなどが不足している ことに気づき、同じ建物にある、

すけるん家上杉(小規模多機能)から拝借することになりました。寝る場所も布団を敷き詰めるなら

会議室のスペース でも良いのですが、夜中の排泄介助を考えると歩行や車いすのスペースを

空けなければならず、廊下や別室に 分散して寝ることになりました。

夜は基本的に夜勤者2名で対応し、管理者と本部の相談役が宿直であたりました。

夜勤者も慣れない環境での夜勤に普段 以上に疲労している様子でしたが、よく対応してくれたと

思います。

なんてん水の森公園の建物はトイレに水嚢を入れておいたこともあり、逆流することもなく、

浸水の被害も特に見られなかったため、翌朝10時に無事に戻ることができました。

昨年、水害想定の避難訓練(全利用者を車両に乗せて移動)を行っておりましたが、やっておいて

本当に良かったと思いました。

なお、今回写真はございません。ご了承ください。